バンコクの泰日工業大学、開学1周年迎え初めての学園祭開催

よさこいソーランを踊る泰日工業大学の学生たち。

よさこいソーランを踊る泰日工業大学の学生たち。

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 バンコクのパタナカン地区にある泰日工業大学(Thai-Nichi Institute of Technology、通称=TNI)」(1771/1 Pattanakarn Rd., Suan Luang)は開学1周年を迎えた8月2日、初めての学園祭を開催した。

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 同大学は、タイ・日友好と産業界の人材育成を目的として設立され35年の歴史がある泰日経済技術振興協会「Technology Promotion Association(Thailand-Japan)」を母体としている。昨年8月2日、「学問を発展させ、産業の振興に寄与し、経済・社会に貢献する」を理念に開学した(学部授業開始は6月)。

 学園祭では、日ごろの活動内容の展示、支援する日系企業の関係者によるセミナー、各種クラブ活動の発表、日本食の屋台の出店やタイ語訳された日本の書籍の販売などが行われた。自動車工学コースのブースでは、TOYOTAのハイブリットカーを用いて熱心に説明する学生の姿も。

 クリサダー学長は「現在1,300人の学生がこの大学で学んでいる。優秀な学生には日本への留学や企業研修のチャンスがある。学生はとても学習に意欲的で熱心、日本語が上手な学生も多い」という。

 副学長のポーンアノングさんは「皆日本が好きで日本の文化についても関心が高い。日本へ留学を希望する学生が多いが、大きな費用がかかるため実現できない学生が多い。交換留学などもっと両国の民間交流の機会が増えることを期待したい」と話す。

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