スカイプ利用した語学学習、タイ語でも-手軽なレッスン料も魅力に

タイ語オンラインマンツーマンレッスン「Japanese2thai.com」のサイト

タイ語オンラインマンツーマンレッスン「Japanese2thai.com」のサイト

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 スカイプ(Skype)などの無料通話ソフトを利用したオンライン語学学習サービスが現在、英語や中国語だけでなくタイ語にも広がりを見せ、レッスン料の手軽さ、受講時間の自由度などで、タイ語を学びたい人の間で人気が高まりつつある。

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 観光やビジネスなどでタイを訪問する日本人の数は年間約100万人。このうちの約半数がリピーターといわれている。こうした状況を背景にタイ語を学習してみたいという人の数は増加傾向にあったが、実際にはタイ語コースを設ける語学学校は少なく、学習の機会は限られていた。

 ジャパン・タイ・サイバー・エージェント(JTCA=東京都中央区)が昨年4月にサービスを開始した「Japanese2thai.com」では1レッスン25分、月15回受講可能なコースで料金は月額3,990円。チュラロンコーン大学やタマサート大学など名門校の日本語専攻の現役学生を中心に講師をそろえ、初級~上級まで、幅広いニーズに合ったオリジナル教材や市販の教材を使ってマンツーマンレッスンを行う。受講生の90%が日本在住者だという。

 同社社長のワットカナッド・ウィラポーンさん(31)はタイの名門トライムウドン高校在学中、女性初の物理オリンピック・タイ代表に選ばれたほどで、卒業後に国費留学生として来日。大阪大学在学中に「何度か日本人へタイ語を教えたが、週1回のペースで文法や発音を教えても、生徒のレベルはなかなか上達しなかった」経験から、ネーティブから安価に、頻繁に学べる同サービスの立ち上げを決意したという。

 「手軽で効果的なサービスを提供できるよう努めたい」と話すワットカナッドさん。「講師陣の日本語学科生たちにとっては、日本に留学ができなくても多くの日本人と日本語で触れ合うことができる。タイ国内の日本語を話せる人材の育成にも貢献できる。両国の物的・心的交流をもっと盛んにしたい」とも。

 一方、オンラインタイ語教室「タイGo!(http://www.online-thaigo.com)」(東京都世田谷区)は8月1日に正式開校したばかり。こちらも日本語を話せる現地タイ人講師がスカイプを利用して、観光旅行で使えるフレーズや長期滞在者向けの日常会話などのレッスンを行う。

 「タイは旅行先として人気が高く、定年後のセカンドライフの地としても定着しているが、首都圏でもタイ語学校の数は非常に少ない」(代表の赤見研二さん)と手軽な料金で受講できる同校を開いた。

 こちらも1レッスン25分で、月15レッスンの「マンゴープラン」は月額7,000円。1日4レッスン、月62レッスンまで受講できる「ドリアンプラン」(月額1万5,000円)も用意。品質向上のために講師評価システムも導入する。

 両校とも無料体験レッスンや、期間限定のキャンペーンなどを実施しており、詳細はサイトで確認できる。

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