オンラインタイ語学校が洪水災害支援-無料翻訳ボランティアなどで

JTCAが運営するオンラインタイ語教室「Japanese2thai.com」

JTCAが運営するオンラインタイ語教室「Japanese2thai.com」

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 オンラインタイ語教室の運営や通訳・翻訳事業を行う「ジャパン・タイ・サイバーエージェント(JTCA)」(本社=Taeparak Road, Samutprakarn)は10月27日、タイ語レッスンの受講料から10%をタイの大洪水の被災者の義援金に充てるほか、被災者の支援活動を行う日系企業・団体に翻訳ボランティアでサポートすると発表した。

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 日本(東京都中央区)にも拠点を置く同社。洪水の被害が拡大する中「被災地や被災者救済に少しでも役立ちたい」として、支援物資の送付や義援金の送金に必要となる手続き書類、ラベルや物品リスト、現地での被災者支援活動で必要となる書面やスピーチ、説明文、被災者支援活動に関連するチラシなどで無料翻訳を行うとしている。

 現在、多くの日系企業や日系の団体が災害援助活動を行っているため、主に、これらの団体を対象とする。ただし、同社が被災者の利便を増進すると判断できるもので、翻訳したものの使途が確認できるものが条件。

 義援金はタイ大使館のほか、タイ赤十字社、タイ国王基金(The Chaipattana Foundation)、タイのテレビ局などを通じて寄付ができるが、これらの中には日本語の窓口が無い団体もあるため、こうした団体への寄付・支援でも、必要な通訳・翻訳でできる限りサポートに努めたいとしている。

 同社のワットカナッド社長は「当社が翻訳ボランティアを行うことで、少しでも多くの企業や団体の寄付・支援のきっかけになりたい。支援活動にあたって障壁となる言語の壁をできるだけ取り払い、迅速な支援活動の手伝いができれば」と話す。

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