セントラルワールド(BTSチッドロム駅前、Rachadamri Rd., Pathumwan)前大広場の特設会場で現在、写真展「空から見た地球(Earth From Above)」が開催されている。
同展は、すでに世界110の都市で1億2千万人が見たというワールドワイドなイベントとして知られている。写真は世界的に有名なフランスの自然写真家ヤン・アルテュベルトラン(Yann Arthus-Bertrand)氏の作品で、写真集「空から見た地球-21世紀への遺産」(1999年)からセレクトされた120枚が英/タイ2カ国語の解説とともに大型パネルで展示されている。
ユネスコなどの協賛で5年がかりで五大陸を回り制作された同書。ヘリコプターのフライトだけでも4千時間以上をかけて撮影されたという。すでに24カ国語に翻訳され、世界中で300万部を売り上げている。会場でも英語版が購入できる。価格は1,500バーツ。
ヤン氏が初めて空中写真の魅力に気付くいたのは、自身が熱気球のパイロットとなり実験的に撮影したときという。作品はダイナミックな大地、氷河、小さな村、田園風景や砂漠、どれも地球のありのままの姿をとらえているが、同時に壊れやすい地球環境であることも鮮烈に伝えている。環境保護活動家でエコロジストとしても有名なヤン氏のメッセージが写真一点一点に込められている。
展示時間は10時~22時。入場無料。9月9日まで。