日本の鮮魚などの海外販路拡大サポート業務を手掛けるepoc(東京都港区)は9月4日、バンコク市内2カ所で日本から輸入した生鮮食品・加工品などのテスト販売サービスを開始した。
海外販路拡大を目指す事業者がテスト販売を行う機会は、自治体が企画するイベントや年数回開催の物産展しか方法がない中、同社が日本の新鮮な食品の輸出入手続きから、各種輸配送、 現地テスト販売までのサービスを一貫して提供する。
対象は鮮魚、生鮮、加工品などの食品および食材、酒類で、加工品のテスト販売を行う場合は、FDA登録が必要となる。FDA登録には2カ月程度かかることから、実施まで約3カ月の準備期間がかかる。商品の展示・販売・試食の期間は7日間~とし、顧客アンケートの作成・実施、販促物のタイ語訳も行う。オプションとして市場調査や商談の設定なども行うとしている。
今回実施する場所は、同社が伊勢丹バンコク店」の5階食品フロアで運営する「マーケットプレイスin88食堂NIPPON」と、東急百貨店パラダイスパーク店2階の「マーケットプレイスinぱくぱく横丁」の2カ所。同社では今後もアジアをはじめとした世界各国に向けて日本の食を展開するプラットフォームを拡充していく予定。