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日本郵便がタイ宛てに「クールEMS」 日本食品輸出ニーズの増大に応え

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 日本郵便が8月27日から、EMSによる小口の保冷配送サービス「クールEMS」について、既存料金引き下げとタイ宛て荷物の取り扱いを始めた。

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 在留邦人が7万人を超えたタイへの日本食品輸出ニーズの増大に応えするため始まった同サービス。宛先住所への配達を行わず、バンコク市内タイランドポストの「バンコクEMSセンター(Bangkok EMS Center)」(Soi Chaeng Watthana 5)から受取人へ電話連絡を行い、同センターで受け取る仕組み。

 受取人は同センターで、通関、検疫手続き器の上、クールEMSを受け取ることができる。発送日の週の金曜16時30分までに受け取りが必要。専用のクールボックスと保冷材は受け取ることができないため、クールEMS受け取り後の保冷手段については、受取人が準備を必要とする。

 日本での荷物引き受けから配達までの所要時間は72~80時間程度。冷蔵は0~10度、冷凍はマイナス15度以下の一定温度で、現在、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドおよびフランス宛てにも配送する。贈り物・土産物の配送手段、日常生鮮品の入手、海外通販事業者の保冷商品の配送手段として、これまで旅客手荷物やハンドキャリー品扱いで高額な費用をかけて日本の食料品やサンプルなどを運んでいた事業者の配送手段としても活用されている。

 ボックスのサイズは、大=長さ51センチ X 幅38センチ X 高さ20センチまで、中=長さ36センチ X 幅28センチ X 高さ22センチまで、小=長さ30センチ X 幅23センチ X 高さ15センチまで。料金は2キロ=5,800円~。

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