アジア最大のヨットレースとして知られる「プーケット・キングスカップ・レガッタ2008」が11月29日から開催される。カタビーチをメーン会場に世界各国から集まったヨットマンが12月6日までの8日間、熱いレースを繰り広げる。
同レースは1987年にプミポン国王陛下が60歳の誕生日を記念して開催されたもので、以降毎年12月1週目に行なわれている。レース中は連日その日のレースの表彰式と盛大なパーティーも開催。国王陛下誕生日の12月5日にはキャンドルセレモニーと花火で祝福のムードに包まれる。
20回目を迎える今大会には、バンコク在住の邦人で構成された1チーム、沖縄から2チーム、名古屋1チーム、葉山1チームと多数の日本人が参加を予定している。バンコクでは政局の混迷から緊張が続いているが、プーケットの同レースには例年通り世界各地から100チーム以上のエントリーが見込まれる。
今大会の出場が連続13回目となるNext Headingの落合健二さんは「タイのヨットレースに魅せられ、昨年バンコクに移住した。現在はスクムビットを拠点にプーケット、パタヤ、サムイのレース参加者のアテンドやチャーター艇の手配など、ヨットをメーンにした旅行業を営んでいる」という。「今年は葉山のチームから参加。何とか表彰台に上がりたい」と意気込みをみせる。
江ノ島チームのスキッパーで茅ヶ崎在住の和田直樹さんは「毎年この時期に休暇をとるのが大変だが今年で13回目。会社も取引先も理解してくれていると思う」と笑う。毎年好成績を残している和田さんは「今年も入賞を目指すが、何よりもまずエンジョイしたい。この大会を通じて知り合った仲間との再会も楽しみ」とも。