福岡県バンコク事務所新設-開所式に日タイから多数参加

開所式典では両国の来賓による鏡割りが行われた

開所式典では両国の来賓による鏡割りが行われた

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 福岡県は10月12日、日本の自治体としては初めてとなる単独事務所「バンコク事務所」(Sindhorn Building Tower 2)を、日本大使館をはじめ各国大使館が並ぶウィタユ通りのオフィスビル内にオープンした。

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 同日18時から、デュシタニ・バンコク・ホテルで開かれた開所式典、レセプションには福岡県の麻生渡知事をはじめ、タイ工業省産業振興局のアティット局長、姉妹友好提携関係にあるバンコク都のスクムパン都知事、在タイ日本全権大使の小林大使など両国から多数の来賓が出席して祝った。在タイの福岡県人会員らも駆け付けた。

 当日は、福岡アジアコレクション(Fuco)の紹介のため、DVD上映、ミニファッションショー。在福アーティスト「CICCAROLL」によるミニライブも開催し、式典を華やかに盛り上げた。

 福岡県は「福岡アジア新時代創造特区」構想を打ち出しており、アジア諸国との企業誘致や人材育成を目指している。同事務所の新設により、地域産業の海外販路拡大に取り組むと同時に、タイとの関係を深めながら、バンコクを拠点にASEANやインドとの交流促進を目指す。

 麻生知事は「タイの繁栄は、日本発展の基礎。福岡県は2006年、バンコク都との姉妹友好提携以来、経済、文化、青少年交流を深めて来た。開設により大きな一歩を踏み出した」と話し、同事務所の諸富所長を200人を超す参加者に紹介した。

 式典に先駆け開かれた「福岡・タイビジネス交流会」では、福岡から約50社が参加。プレゼンテーションや地元企業との商談・マッチングなどが行われた。

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