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日本直送のタラバガニも使う高級タイ料理店、現地セレブの間で話題に

話題の「タラバガニのプーパッポンカリー(カニと卵のカレー炒め)」

話題の「タラバガニのプーパッポンカリー(カニと卵のカレー炒め)」

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 タイでは珍しい日本人経営の高級タイ料理店「ブルーセラドン(Blue Celadon)」(Ekamai Soi 6、TEL 02-391-4103)が、日本の鮮魚やカニなど、旬の食材にこだわったメニューを提供して地元セレブの間で話題を集めている。

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 同店を運営するサイアム・スパイスロードは、日本ではタイ料理を中心にエスニック系のレストランを展開するスパイスロードの現地法人。これまで「東京テーブル」の店名で隠れ家的な一軒家のタイ日フュージョン料理店として営業を続けてきたが、10月13日、日本からの輸入食材やオーガニック野菜など素材にこだわったタイレストランとしてリニューアルオープンした。

 料理長は日本で15年の経験を積み、「料理の季節感や彩り、繊細な心配りなどを理解する」タイの職人。日本に100人以上のタイ人シェフを抱える同グループの店に腕の良い料理人を派遣するための養成機関としての役割りも、同店が果たす。

 メニューには「新鮮な魚を使ったヤム(タイ風サラダ)」「タラバガニを使ったプーパッポンカリー」など、和の高級食材を取り入れ、「今までにないタイ料理」として口コミが広がりつつあるという。フレンチとタイの融合、タイ中華など、タイ料理もさまざまな形に進化をしているが、「素材を大切にする和食とタイ料理のコラボに可能性を感じる」(涌井征男社長)と、新しいタイ日フュージョンにチャレンジする。

 このほか、日本の系列店でも人気の「トムヤム焼きうどん」「カオパットトムヤムクン(トムヤムクン)チャーハン」(各120バーツ)も提供。これらのメニューに使う特製のたれは、タイの食材を一度日本に入れ、加工を施してから逆輸入する「秘伝のもの」だという。

 タイ料理に携わって20年という涌井社長は「きっかけは親日的なタイとの出会い。今やNHKのタイ料理の先生にもなった料理人に出会えたことも幸運だった。日々教えられることも多く、ありがたい」とスタッフたちに感謝する。「仕事を通じて日本に理解の深いタイ人を増やしていきたい」とも。

 客単価は、ランチ=250バーツ、ディナー=1,000バーツ。営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~23時。

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