バンコク郊外の展示会場インパクト・チャレンジャーホール(Muang Thong Thani, Nonthaburi、TEL 0-2641-8444)で11月29日、自動車の展示販売イベント「タイ・インターナショナル・モーターエキスポ2008」が開幕した。
今回で25回目となる同イベントは、国内では毎年4月に開催される「バンコクモーターショー」に次ぐ規模で、2大自動車ショーの一つとして定着している。カメラを手にした若者や家族連れなど初日から多くの客を集め、国民の自動車への関心の高さをうかがわせた。
主催者側の発表によると、この週末2日間の受注台数は政情の不安定や金融危機などの影響からか、トヨタ=875台、ホンダ=521台、いすゞ=375台など計2,618台にとどまり、このペースでは12日間で約18,000台を受注した昨年を大幅に下回る見込みだ。
今回「ストップ地球温暖化」をスローガンに開催されている同イベントだが、一部メーカーがハイブリッド車などのエコカーを展示しているものの、全体としては必ずしもテーマが反影されてない状況となっている。
来場していたカーマニアでバンコク在住の建築設計士、大山さんは「中国メーカーの展示など日本のモーターショーでは見られない車の展示が面白い。噂には聞いていたが、デザインが他社モデルのコピーとしか思えない。問題にならないのだろうか」と驚いた様子を見せる。
開催時間は12時~22時。入場料は80バーツ。今月10日まで。