仏教の祝日「万仏祭(ワンマカブーチャ)」を翌日に控えた2月17日、バンコク中心部の商業施設アマリンプラザの前で、市内から集まった僧侶99人が市民から本の寄進を受け付ける行事「Put the Book」が行われた。
万仏祭は、釈迦(しゃか)の説法を聞きに1,250人の使徒が集まってきたことを記念した日で、陰暦の3月の満月の日とされている。熱心な仏教徒の多いタイではこの日、寺では早朝から多くの参拝者の姿が見かけられる。
市民や出版社などから寄せられた本を洪水で被災したウボンラチャタニ県やナコンラチャシマ県などの子どもたちに贈る同イベント。アマリン前には朝7時から、バンコク市民やボランティアのほか、タイ文化省、世界仏教徒連盟などの来賓も参列し、僧侶に持ち寄った書籍を寄進した。
この後、会場のアマリンプラザ22階のブッダガヤホールでは献血や、国王陛下への見舞いの記帳が行われた。