チェンマイ近郊の福祉施設4カ所で9月7日・8日、在チェンマイ日本国総領事館による恵まれない子どもたちに夢と希望を与えるための文化事業「日本アニメの巡回上映会」が開催された。ねぎぼうずタイランドが協力。
今年で3回を数える同事業。今回はアニメ上映会、けん玉やお手玉、こま、だるま落としなどの日本の伝統玩具の寄贈と遊び方の紹介のほか、日本の著名コスプレイヤーのKIPIさんや過去に在タイ国日本大使館とねぎぼうずタイランドが共催したアニメソングコンテストで優勝したタイの女性KUMAYさんも招いた。コスプレやアニソンの魅力を紹介するなど日タイの草の根交流を行った。
普段はあまり映画館で映画を見る機会のない子どもたちに向けタイでも人気の日本のアニメ「ケロロ軍曹」を上映した。同時にマンガ・アニメ文化から派生したコスプレやアニメソングなど、日本のポップカルチャーを通じてより深く日本に関心を持ってもらうことを狙った。
ねぎぼうずタイランド代表の近藤秀和さんは「テレビでは日本のドラマは減りつつあり、日本のコンテンツ力は低下しているが、日本の漫画やアニメはまだまだ高い人気。笑顔の子どもたちと触れ合えてうれしい。この活動を通じて伝統文化と両面で日本の魅力を伝えていきたい」と話す。