バンコクで世界最長の生春巻き-菜食週間の初日、国王の長寿を祈念して

生春巻きを作る学生たち

生春巻きを作る学生たち

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 バンコクの中華街ヤワラートで「菜食週間(ベジタリアンフェスティバル)」初日の9月27日、今年84歳を迎える国王陛下の長寿を祈念して、世界最長の野菜入り生春巻きを作り市民に振る舞うイベントが開催された。

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 菜食週間は9日間にわたって肉食を断ち、身を清める中国の伝統行事。この期間は多くの露店や食堂が、ベジタリアンメニューを提供することを意味する黄色地に赤く「齋(ジェー)」と書かれた小旗を掲げる。

 この日通りに並べられたテーブルは85メートル。85人の地元学生が並び、蒸した春巻きの皮とレタスの葉にトウモロコシやシイタケ、精進料理用の大豆製品などの具を入れて巻き、世界一長い85メートルの「野菜入り生春巻き作り」を完成させた。「85」は国王陛下の年齢に1を足した数字で、1を足すことは縁起を担ぐ中国の慣習だという。

 その後、完成した春巻きは500個にカットし、イベントの参加者や沿道の市民に振る舞われた。このほか獅子舞や花で飾った山車のパレードも行われ、にぎわいを見せた。

 期間中は夜間を中心に1日4回~5回、獅子舞や山車のパレードを行う。今月5日まで。

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