スカイプを利用したオンラインタイ語教室「タイGo!」は10月26日、受講料の一部をタイの大洪水の被災者支援に充てるプロジェクト「Study Thai for Thailand」を実施すると発表し、同日スタートした。

　ネイティブ講師による会話レッスンが学べるとして今年8月に開講した同サービス。自宅で受講でき、1レッスン（25分）が242円～という手軽さも手伝い、利用者は日本在住者をはじめタイ在住の駐在員らにも広がっている。多くの講師が日本語を学ぶ学生ということで、講師陣にとっても日本人と接する時間が持てると好評だという。

　「自宅でタイ語のレッスンを受講して、被災者の支援をしよう!」と呼び掛ける同プロジェクトでは、会員が受講する度に1レッスン20円を、新規有料会員の初月分の利用料から3,000円を寄付。タイ赤十字社を通じて被災者支援に役立てるとしている。　

　運営するアートウー（本社＝東京都板橋区）の赤見研二社長は「先の東日本大震災の際は、タイから義援金など様々な形で日本へ支援を頂いた。今回はタイで洪水による被害が拡大している状況。当時すぐに手を差し伸べてくれたタイ国民に恩返しをしたいとの思いがあった」と話す。「この運動の内容は、タイ在住のタイ人講師陣にも共有され、講師自身のレッスンに対する意識の向上、より良質なレッスン提供に寄与するはず」とも。 　

　レッスン時間は11時～23時55分（オンライン予約制）。プロジェクトの実施期間は今年12月末の営業日まで。