ハーブやスパイスなどタイ料理の食材を生かしたオリジナルピザが売りの「インター・ピザ(Inter Pizza)」(本社=Sukhapiban 3)が人気を集め、開業から4年で全国に60店に拡大するなど急成長を続けている。
オーナーは料理の講師歴30年以上のキャリアを持つミセス・シリワンさん。はっきりした濃い味付けを好むタイ人向けのピザを提供する専門店を開業したいと約3カ月、独自に考案したピザを作っては隣人や友人らと試食を繰り返したという。
高い評価を得て商品化したメニューは20ページに及ぶほど種類が豊富で、ユニークなだけでなく、低脂肪のチーズを使うなど健康にも配慮。パクチーをはじめ、コブミカンの葉、レモングラスなどタイ料理には欠かせないハーブ、エビやカニ、ベーコンなども使ったメニューは「トムヤム味」「グリーンカレー味」「トムカー味」など。サイズは4インチ(49バーツ)~12インチ(200バーツ)の4サイズを用意する。
現在バンコク市内にはラップラカオ店、オンヌット店、ワンヒン店、バンヤイ店、ラマ5世通りマーケット店など5店を運営。デリバリーの電話注文も受け付ける。
シリワンさんは「どこにもない独自のピザを作りたかった。栄養価も考え、なるべくヘルシーなメニューに仕上げた」と話す。「ちょっと辛いかもしれないが、外国の方でもタイ料理好きの方なら好きになってもらえるはず」とも。