タイ国科学技術省庁舎内にある「国立科学博物館(National Science Museum=NSM)」(パトゥムタニー県)に1月7日、デジタル立体映像システムを備えた最新のプラネタリウム「NSM サイエンスドーム」が誕生した。
直径13メートルの球体の屋根を持つ同施設の座席数は96席。「ナイトシェード」と呼ばれるデジタルプロジェクターを使い、過去から未来まで年月とともに変化する天体の姿、月食などの天体現象などを3D映像で上映。文字情報も1200ピクセルの鮮明な画質で表示する。
1回の上映時間は25分で1日5回。「太陽系の誕生」「地球誕生の歴史」「天文学:星空の3000年」と用意する3つの映像作品をローテーションで上映する。上映前には解説員がタイ語や英語でレクチャーを行う。
NSMのサコーン副館長は「サイエンスドームは曲面のスクリーンと立体映像で天文学を学べる新しい施設で、正式オープンしたばかり。国立科学博物館に来館の際はぜひ立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。
開館時間は10時~16時。入場料は30バーツ。上映プログラムの確認、問い合わせは同館(TEL 02-577-9999 内線2101)まで。