タイ一村一品運動製品の展示・販売センター、バンコクの高速道路高架下に

「OTOP In The City」のテナントスペース

「OTOP In The City」のテナントスペース

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 バンコク市内の高速道路「エクスプレスウェイ」のプロンチット地区、ラムイントラ地区、シーロム地区の3カ所の高架下に2月中旬、OTOP(タイ一村一品運動)製品の展示・販売センター「OTOP In The City(オートップ・イン・ザ・シティー」がオープンした。

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 内務省コミュニティー開発局と運輸省傘下の高速道路公団が共同で推進する同プロジェクト。2015年末にASEAN経済共同体(AEC)発足が予定されており、東南アジアに一大経済圏が誕生することから、各生産者にとってはAEC発足に向けての準備、市場調査の機会になるとしている。

 店舗の賃貸契約も低料金で、最短6カ月から受け付けるほか、催事スペースも15日~30日サイクルで各地方の自治体に割り当て即売イベントを開催。シーロムエリアでは外国人観光客が多いことから、OTOP製品の販売だけでなく、伝統舞踊やムエタイ、剣術などの文化・芸術ショーも企画し集客力を高める。

 ホテルや商業施設に近いプロンチットではギャラリーとしての機能に特化。注文した商品の配送サービスにも対応する。住宅街でもあるラムイントラでは、旬の野菜や果物を販売するなど、地域ごとに特色を打ち出している。

 同プロジジェクトの創案者で内務大臣秘書のパドゥンさんは「バンコクにはタイ各地からOTOP製品が集まる。高速道路の高架下は各生産者にとっても、世界中から集まる消費者にとっても便利な立地。この販売スペースを活用することで利益の最大化に役立ててほしい」と話す。

 営業時間は10時~22時。

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