昨年12月に三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下に入ったタイの大手「アユタヤ銀行」が現在、日本語対応窓口の開設やATMの日本語化など、在タイ日本人へのサービス体制強化を進めている。
タイの銀行ではバンコク銀行とカシコーン銀行がすでに、日系企業や在タイ日本人顧客の取り込みを目指しており、それを追う格好となる。サイアムパラゴン支店を手始めに、日本語で対応可能なジャパンデスクを設置し、さらに日本人が多く住む地区の支店にも同体制の拡充を計画している。
同銀行のATMは現在、国内に約5000台。5月から日本人の利用が多いスクムビット、サトーン、シーロム、工業団地などで、2200台のATMが日本語対応可能になるほか、残る2800台も年内に作業を完了する。加えて、日本人が多い工業団地8カ所にも新支店を開設する予定。