日系ムエタイジムのエース、飛びひざげりでKO勝ち-激しい攻防の末

試合前に祈るダーウサミン選手と見守るイングラムジム鈴木会長(右)

試合前に祈るダーウサミン選手と見守るイングラムジム鈴木会長(右)

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 ラジャダムヌンスタジアム(1 Rajadamnern Rd.,Wat Somanas, Pomprab-Satrupai)で8月21日、ギャットヨンユットジムによるムエタイの特別興行が行なわれた。

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 同興行は、タイの有力プロモーターとして知られるヨンユットさんによるもの。全試合、地元ムエタイファン注目のマッチが組まれ、普段行なわれるラジャダムヌンスタジアム主催の興行よりも多くの観客が詰めかけ、熱戦が繰り広げられた。

 セミファイナルにあたる第6試合(メーンは第7試合)には、W.P.M.F.(世界プロムエタイ連盟)スーパーフライ級チャンピオンでラジャダムヌンスタジアム・バンタム級3位のダーウサミン・イングランドジム選手が出場した。ダーウサミン選手は、日本人が会長を務めることで知られるイングランドジムのトップ選手で、この日の対戦相手はランキング急上昇中で注目のペットマイ選手だった。

 試合は、ムエタイでは珍しく早いラウンドより打ち合う展開となった。第2ラウンドはサウスポー相手にやや押される展開。第3ラウンドには最近勢いに乗るペットマイ選手に攻められる場面が見られたが、激しい攻防の中、第4ラウンドで見事な飛びひざげりが決まりKO勝ちを収めた。

 試合後、同ジムの鈴木会長は「今日はよくやってくれた。ダーウサミンは、ラジャダムヌンスタジアム次期王者への期待が高い選手。実力もあるし、日本に行くことがあれば必ず人気が出ると思う」としたうえで、「もっともっと強くする。必ずチャンピオンにしたい」と意気込みをみせる。「選手が育ってきており今後が楽しみ」とも。

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