バンコクから車で約2時間半、王室の避暑値として名高いプラチュアップキリカン県のホアヒンで6月12日~14日、国内と海外の実力派アーティストを集めた音楽祭「ホアヒン・ジャズ・フェスティバル2009」が開催される。日本からは大阪出身のボーカリストnoon(ヌーン)さんが出演し、柔らかく伸びやかな歌声を披露する。
2003年10月にアルバム「better than anuything」でデビューしたnoonさん。その後5枚のアルバムを発表するほか、日本国内のブルーノートを中心としたソロ・ツアーやテレビCMに楽曲を提供するなど活躍。名古屋のZip-FMの番組「TIMEMCHINE CAFE」でも、毎日レギュラー出演を続けている。
8年前から始まったという同音楽祭には、イギリスのSHAKATAKをはじめ、MALENE Mortensenさん(デンマーク)、POPSANOVA(ブラジル)、The BRASS MUNKEYS(フィリピン)、国内の実力派アーティストらが多数出演。タイのジャズファンの期待が高まる。
出演者らはタイトなスケジュールの中、ビーチクリーンや植樹を行うなど、エコロジーなイベントにもなっている。
これまでもタイ公演のチャンスがありながら、政情の悪化などで3度ほどキャンセルになっていたというヌーンさんは「ついに念願のタイ。タイでのライブが実現することをずっと願っていた。皆さんにお会いできることを楽しみにしている」とコメントする。
開演は16時30分。入場無料。ヌーンさんは13日13時から、ファンやミュージシャンを目指す人を対象にミュージックワークショップとトークショーも開く。詳細は同フェス公式サイトで確認できる。