国際交流基金（JF）バンコク日本文化センター（Serm-mit Tower, Sukhumvit 21 Road、TEL 02-260-8560）は9月18日、タイに居住するデザインを勉強する大学生・専門学校生の個人、またはグループ（日本人学生も含む）を対象に「ふろしきデザインコンテスト」への作品公募を開始した。開催は「日メコン交流年2009」認定事業の一環。

　JFでは事業広報の一環として、商品性も兼ね備えたJFグッズの開発を行っており、昨年は日本国内の学生からデザインを募集して制作した3柄のJFオリジナルふろしきが人気を集めた。

　第2弾となる今回は、タイのほか韓国、中国、インドネシア、フィリピン、マレーシア、メキシコ、ブラジル、ロシア、ベトナムと10カ国で同時に公募し、海外でデザインを志す若者が、日本により親しみと関心を寄せるようになり、将来デザインを通じて自分の国と日本との架け橋となってもらうと同時に、日本の伝統的な「包む」文化、生活雑貨の美しさ・ユニークさを海外にアピールすることも狙う。

　タイで募集する作品のテーマは「タイと日本との融合をイメージしたもの」。対象者は、1人または1グループにつき作品1点を応募することができる。各国での1次審査、日本での2次審査を経て、3点を優秀デザインとして JFオリジナルふろしきのデザインに採用する。優秀・入賞デザインについては、デザイン展の開催やカタログ化も検討する。

　応募は10月30日までに同バンコク日本文化センター必着。詳細は同センターのホームページで確認できる。