バンコクの日系不動産会社が移転-スクムビット39に新事務所開設

のぼり旗が目印のハスコの新店舗。

のぼり旗が目印のハスコの新店舗。

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 BTSプロンポン駅にほど近いスクムビット通りのソイ39に昨年12月22日、日本人経営の不動産会社「Hasegawa Corporation(HASCO=ハスコ)」(TEL 02-661-7055)が、ソイ・アソークから本社を移転し新オフィス兼店舗をオープンした。

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 同社は1999年の設立以来、サーミットタワー(Sukhumvit Soi 21)で営業活動を行ってきたが、同ビル内にあった日本大使館領事部がワイヤレス通りに移転した2006年11月以降は、「顧客にとってより高い利便性を求めたい」として、駅前で路面店を条件に移転場所を探していた。

 新社屋はソイの入り口から約50メートル、スパ&カフェ「バニラ」並びの4階建ての商業ビル。1階の接客スペースなどの面積は約40平方メートル。パステルカラーの内装で、一角にはキッズスペースを設け、ゆっくりと商談できるよう配慮。清潔な空間にするために、ウイルスウォッシャー機能搭載の空気清浄機やエアコンも設置する。2階はオフィススペースに。

 主な業務は、不動産の売買、管理、賃貸物件の仲介、不動産に関するコンサルタントなど。駐在員向けに「暮らしのセミナー」も定期的に開いている。「これまでは、投資物件や日系企業の事業用地の売買を中心に営業を行ってきたが、2008年後半あたりから世界的に景気が低迷しはじて以降は、景気に左右されにくい賃貸物件の仲介を主力にしている」という。

 同社の長谷川清社長(50)は「1階は家族でくつろげるラウンジにしたかった。最新のエアコンシステムを導入したのも、安心して利用してほしかったから。工学部出身なので新しい技術には関心が向きやすい傾向がある」と笑顔で自己分析する。「特に入居後のサービスに力を入れてきたが、今後もサポートの充実を図っていきたい」と力を込める。

 営業時間は9時~18時。

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