シーロム通りで5月28日、デュシタニホテル前からナラティワートラチャナカリン交差点までの約1キロを歩行者天国とし、バンコクの騒乱で被害を受けた事業者による「Together We Can Grand Sale」が開催された。
同地域のコミュニティーと後援するバンコク都、商務省が約1カ月半にわたって続いたデモ集会により被害を受けた事業主に600店のブースを無料提供。事業者救済を目的に行った。
BTSの高架下には、雑貨やアパレル、民芸品の販売店や飲食店のテントが並んだ。中には「最大70%引き」を売りに、多くの来場者を前に元気に声を張り上げる姿も見られた。
デモ集会期間中に営業の機会を奪われたというサイアムスクエアのアパレルショップの店主パンさんは「もうデモはこりごり。今は仕事ができてうれしい。こういうイベントがもっとあると助かる」と話す。
29日は同地でWHOと都が共催する健康啓発イベント「バンコクヘルスデー」も同時開催。多くの来場者が予想されることから、現地まではなるべく自家用車を使わず、バスやBTSなどの公共の交通機関の利用を呼びかける。開催時間は10時~20時。