ジャズピアニストの水岡のぶゆきさんが率いるグループ「M.N.G.」は11月19日、Tara Hotel向かいの「Tokyo Joe's Bar」(TEL 02-259-6268)で大勢の音楽ファンを前に公演を行った。
1968年生まれの水岡さんは幼少のころからピアノを始め、大学卒業後もフリーミュージシャンとして活躍。ジャズ、ポップス、ロック、ソウル、ラテン、ブルースなど幅広い音楽分野で続けてきたセッション活動の影響で、生み出されるメロディーはエモーショナルでオリジナリティーにあふれる。
ライブでは、水岡さん(ピアノ)、CAMARUさん(ボーカル)、高健太郎さん(ベース)にドラムの秋葉正樹さんを含めた4人編成。全員日本で活動を共にする「M.N.G.オールスターズ」の一員だが、全国を巡る各ステージのメンバーは流動的でサックスやパーカッション、バイオリンなどが加わる場合もある。スケジュールは半年先までほぼ埋まっているほど多忙だという。
19時から始まったライブでは約2時間、オリジナルアルバムの曲や独創的に編曲したスタンダードナンバーまで12曲を演奏。「その日その日のステージを大切にしている。どのジャンルのファンにも楽しんでもらえるよう心がけている。自分は音の玉手箱」と目を輝かせる水沼さん。
忙しい合間を縫って続けているという福祉施設でのボランティア演奏については、「ライフワークです。あるきっかけで認知症の方々の前で演奏をしたが、聴いている間生き生きとした姿を見せてくれた。自分がお役に立っているのではとの思いからやめられなくなった」(同)とも。
古くからの親友で学生時代の音楽仲間というバンコク在住の古屋さんは「前回4月のライブにも駆け付けた。彼は、キャリアは長いがプロとして音楽1本で生活するようになったのは最近という苦労人。今晩も同ライブハウスで公演があるので楽しみたい」と話す。
開演時間は19時。料金は400バーツ(1ドリンク付き)。問い合わせは同店まで。