渡辺貞夫さんがバンコク公演-日タイの子どもたちとセッションも

美しい音色で観衆を魅了する渡辺貞夫さんのアルトサックス

美しい音色で観衆を魅了する渡辺貞夫さんのアルトサックス

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 ナベサダの愛称で親しまれている日本を代表するサックス奏者、渡辺貞夫さんが11月22日、アーミークラブ(Vipawadi-Rangsit Rd.、TEL 02-262-3456)でライブ「Sadao Watanabe Group 2008 in Bangkok」を開催し、会場には満員となる約1,300人のファンを集めた。

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 今回で3年連続となるバンコクでの公演。セットリストをマンネリにならないよう工夫したという渡辺さん。1曲目は、ビルボードジャズチャート2位になったことのあるアルバム「ランデブー」から代表曲「RENDEZVOUS」でスタートした。

 7月にはスペインのサラゴサ万博、9月にはロス、ニューヨーク、ボストンなどアメリカ5都市を巡るツアーをこなすなど今年も勢力的に活動を続けてきた渡辺さんは、最近国内や海外の子どもたちとの交流が増えている。同公演でも、日タイの子ども87人との共演が7曲目の「Share the World」から10曲目の「Yes I'm in Love」までの4曲で実現し、ひときわ大きな拍手に包まれた。

 この日のために結成された合唱団のタイの女子生徒は「私たち20人ほどのタイ人は3カ月間、毎週末に日本人学校の生徒達と練習をしてきた。友だちもできたし、いい思い出になった」と笑顔で話す。

 アンコール2曲を含め計15曲の演奏が終わり、ジャズが趣味で夫婦で訪れていた観客の奥本仁志さんは「自分はトロンボーンだが刺激を受けた。家に帰ったらしばらくぶりに練習したい」と刺激を受けた様子。妻の博江さんは「子どもたちの合唱もすてきだったし、とてもエンジョイさせてもらった。また来年も引き続き来てほしい」と期待を寄せた。

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