バンコクで12月24日、日・英・タイ3カ国語でサービスを提供する共同購入クーポンサイト「クーカフェ（coucafe.com）」が公開された。

　昨年11月に設立した新会社「CouCafe」（Soi Sukhumvit 24、TEL 02-663-6582）と、日本で情報提供サービスを展開するオクルコム、ライドアンドコネクトが共同で運営する同サービス。クーポン購入者が決められた期間内に一定数に達した場合、さまざまな商品やサービスの価格が大幅な割引になるとあり各地で話題を集めている。

　バンコクでは現在、同様のサイトが10社程度存在する。スタートしたばかりの同サイトは、会員制交流サイト「フェイスブック」で「いいね（Like）」の数で4位と人気となっている。

　ユーザーは、タイの富裕層をメーンにバンコク在住外国人を見込んでおり、タイの新中間層を顧客にしたい「レストラン・スパ・カフェ」などから引き合いが増えてきているという。

　オープン早々、399バーツで販売を始めたパラゴン内のレストラン「歌舞伎」のクーポン300枚を約13時間で売り切ったほか、人気店が96％引きで利用できるクーポンも登場している。

　同サイト代表の平松さんは「今後、大手ensogoや米からのGroupon参入など、激戦が予想されるが、 日本ブランド・日本品質を生かした展開を行うことで市場全体を盛り上げていきたい」と話す。