和食とタイ料理がコラボ-バンコクの邸宅街にフュージョン料理店

タイの邸宅のリノベーション後完成した「東京テーブル」のエントランス。

タイの邸宅のリノベーション後完成した「東京テーブル」のエントランス。

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 スクムビット邸宅街の一画に12月7日、和の粋とタイの繊細さを融合させたフュージョン料理レストラン「隠れ家ダイニング・東京テーブル」(Ekamai Soi 6、TEL 02-391-4103)が同20日の正式オープンに先駆けソフトオープンした。

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 同店は日本で「サイアムヘリテージ東京」や「ブルーセラドン」などの高級タイ料理店、タイ屋台料理の「ティーヌン」など約30店を展開するスパイスロード(東京都新宿区)と、タイ国内で高級広東料理店「Lee Cafe」など約10店と近年拡大中のLee Kichen(バンコク)との合弁会社サイアムフードインターナショナルが運営し、地元のハイクラスや在留邦人の利用を見込む。

 エカマイ通りから入ること約80メートル。閑静な通り沿いのゲートを超えると広々とした同店の芝生の庭園が広がる。タイの屋敷を改築してできた同店は2階建ての本館(60席)と庭の景色が楽しめるアネックス(18席)に分かれ、いずれもゆったりとしたスペースを確保した。

 メニューはすべて「ひと手間掛けた」(同店)オリジナルレシピで、西京みそとタイの香草類で焼いた「とりのみそ焼きタイ風味」(140バーツ)や特製トムヤムペーストで仕上げた「カオパット・トムヤムクン(トムヤム焼き飯、3~4人分)」(280バーツ)などを用意。和とタイの素材を使った生春巻き(140バーツ)は食べながら香りの変化が楽しめる演出を施す。

 同店のキッチンには、タイ料理の著名な研究家テンシンさんやスパイスロード系列店の高級日本料理「山葵庵」の日本人板前らが顔をそろえる。優秀なタイの料理人を育成する場にもなっており、「どんどん日本の自分の店にできる職人を派遣したい」(同社の涌井征男社長)という。

 松本正樹店長は「すしや刺身など本格的な日本食も豊富。創作メニューはタイ料理が苦手な人にもおいしいと評価してもらえるはず」と自信を見せる。「個室もあるので接待や会食にも利用してほしい。プレオープン中はフードメニューを20%引きで提供しているので一度試してほしい」(同)とも。客単価は600~700バーツ(飲み物代を除く)を見込む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。予約・問い合わせは、同店日本語直通ダイヤル(TEL 086-525-3619)まで。

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