バッグや工芸品、インテリア雑貨などのアジア雑貨専門店「Peace Store」(3/7 Soi Sukhumvit 31)2階に、同店オーナーの山根さん夫妻がプロデュースする「ロータス・カフェ(Lotus Cafe)」がオープンして3カ月が過ぎた。
「Peace Store」はもともと、スクムビットソイ39で営業をしてきたが今年1月に現在の場所に移転し、これまでよりも広い店舗で再スタートを切った。2階にはさらに100平方メートルを超えるスペースを確保できたことから、夢だったカフェの開業を決意。「アジアのおいしさをリファイン&リフレッシュ」をテーマに3月18日、同店をオープンした。
アジアンテイストの調度品を配したシンプルなインテリアの店内には、4人掛けのテーブル4卓、2人掛けのテーブル3卓、ソファ席、バルコニー席など約30席を設け、現在は雑貨店への来店客や近所に住む日本人らの憩いの場となっている。
主なメニューは、ベトナム生まれのフランスパンにヘルシーなおかずの詰まったコロニアル感覚のアジアンサンドイッチ「バインミー」で、具材は「クリームチーズ」「オムレツ」「2種類のハムとピクルス」「サーディンと野菜のトマト煮」「牛肉のバーベキューと野菜」(ピクルスとハーブ付きで各160バーツ~)などから選べる。
パスタは「タイカリカリ揚げブタ入りトマトソースのカルボナーラ」「ゆずこしょう風味和風トマトスパゲティ」(サラダ付きで各250バーツ)など、アジアンフレーバーを生かしたスパイシーなオリジナルスパゲティを提供。
このほか「マンゴーのタルトコロニアル風」「フランスパンのマンゴーティラミス」など旬のフルーツを生かしたスイーツも提供。「パッションフルーツティー」「ライム&ジンジャーティー」(ホット=各90バーツ、アイス=各100バーツ)などのフレーバーティーや「ベトナムジャスミンティー」「ベトナムコーヒー」(各90バーツ)、「バナナラッシー」(120バーツ)などのドリンク類も豊富にそろえる。
夫で企画デザイン担当の山根義幸さんは「コロニアル文化をポジティブにとらえてアジアをいかにおいしくできるかがテーマだった。これまでデザイナーとして東京で活動していたことやベトナムに行く機会があったことなどが店のデザインや考案したメニューに影響を与えている」と話す。
妻で店長の久美子さんは「どうしてもおいしいものを作りたかったのでコスト度外視で材料にこだわった。商売としては利益を上げ難いかもしれないが、お客さまには満足してもらえると思う」と自信を見せる。
営業時間は10時~18時。水曜定休。