王宮前広場(サナームルアン)で12月3日から、タイ王室と政府による国王陛下の生誕84周年記念祝典「Celebrations of His Majesty the King's 84th Birthday」が開かれている。
イルミネーションで飾られた同広場周辺には、今月5日に干支(えと)7周期を迎えられた国王陛下の長寿を祝うために連日多くの来場者でにぎわいを見せる。
広場に設けた60メートルのメーンステージでは毎日1公演、総勢150人のアクターによる90分のパフォーマンスショー「ラタナコーシン(現王朝)文化の繁栄」を上演。4200席の無料の観覧席は満席が続いている。
また王宮とエメラルド寺院を取り囲む長い塀をスクリーンにして、繁栄の歴史、芸術や文化を表現する20分の3D映像作品を連続上映するほか、王室の儀式や迎賓館として使われる宮殿の中庭にある「チャクリーマハプラサートホール」を一般に初めて公開。自由に撮影もできる。
同祝典の広報担当ナパポーンさんは「ショー・映像作品や公開する施設はいずれも、タイ国民や観光客に現王朝の偉大さを印象づけるはず」と話す。
ショーの開演は19時。3D作品の上演時間は19時~22時。「チャクリーマハプラサートホール」の公開時間は18時~24時。入場・観覧無料。今月9日まで。