セントラル・ワールド・プラザ(BTSチットロム駅前)で2月17日・18日、日タイ文化交流事業・昨年12月に84歳を迎えた国王陛下の祝賀行事として「大相撲 バンコクイベント」が開催され、地元タイ人から初めて見る力士に歓声が上がった。
タイ首相府、在タイ日本大使館、セントラルグループなどの共催で開かれた同イベント。栃煌山関、栃ノ心関、栃乃若関、木村山関、春日野親方ら春日野部屋の親方と力士が参加し、500人収容の大型テント内では招待客に相撲の基本動作や決まり手を紹介。取り組みなども披露した。
地元の小学生を対象にした「わんぱく相撲教室」では、大きな力士を倒そうと積極的にぶつかる子もいれば、怖がって腰の引ける子も。小さな体の子どもが力士を押し出すと会場は大きな拍手で包まれ、終始なごやかな雰囲気で行われた。
国際相撲連盟常任理事で泰国相撲連盟会長兼監督の倉沢澄夫さんは「今回は春日野部屋を主としたミニ巡業だったがテレビ中継され、タイの方々も相撲に興味を持ってくれた。相撲教室ではタイの子どもたちもとても喜んでいた」と話す。「団長の春日野親方が、今度は全力士で巡業をしたいと語ってくれた」と次回開催に期待を寄せる。