クイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンター(Rachadapisek Road)で1月15日、「ブンイサーン・ムアンスーン・ホーセウ(東北地方の方言=イサーンに行けば幸せになる、という意味)」をスローガンに、東北タイの観光促進イベント「アメージング・イサーンフェア(Amazing I-San Fair)2009」が始まった。
同イベントは、タイ政府観光庁が、失業者が増加する経済状況を背景に産業が少なく困窮する「イサーン」地方を救済するために企画したもの。イサーンの魅力を紹介することで、観光客をタイ東北部に呼び込み、地域の活性化につなげることを狙う。
会場では、イサーン行きのパック旅行の紹介、生活様式や祭りなど文化の展示、OTOP(一村一品運動)製品や民芸品の販売などを行い、魅力をアピール。有名な僧侶のいる寺やイサーンスタイルの結婚式を再現したブースなど珍しい展示も行う。
タイ政府観光庁のPR担当ナディーさんは「このイベントは主にタイ人をターゲットにしている。チェンマイやプーケットなど人気の観光地ばかりでなく、イサーンにも目を向けてほしい」と話す。失業者した出稼ぎ労働者が地方へ戻っても職がない現状に「観光産業を育てるにはもっとPRが必要。このイベントがイサーンの問題解決の一助となればうれしい」とも。
開催時間は10時~20時。入場無料。今月18日まで。問い合わせはタイ政府観光庁(TEL 02-682-9880)まで。