バンコクで防災+デザイン展「いつもの備え-暮らしに変化を-」開催

展示会場の様子

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 エンポリアム・ショッピング・コンプレックス6階「タイランド・クリエイティブ&デザイン・センター(TCDC)」(BTSプロンポン駅前)で現在、防災+デザイン展「いつもの備え-暮らしに変化を-(Always Prepare : Living with Changes)」を開催している。

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 タイでは、東日本大震災や昨年秋にタイ国内を襲った大洪水にきっかけに、一般の人々の間でも、これまでになく防災への関心が高まっている。これを受けて同展を主催する国際交流基金バンコク日本文化センターでは「防災の知恵をデザインやアートを通じて、子供たちや防災に関心のない人たちにもわかりやすく伝える」という「地震ITSUMO」のコンセプトをタイで紹介する。

 「地震ITSUMO」は、「自然災害を『もしも』ではなく『いつも』と捉えて備える」という考え方に基づいて開発した防災プログラムで、開発者のNPO法人プラス・アーツが阪神大震災後10年目の節目の年に、被災者の声を集めて、そこから次世代に伝えていくべき教訓や知識、技を抽出。それらを伝えていくためのコンテンツを開発・展開してきた。

 会場には災害時に実際に使えるテクニックやデザイングッズをパネル、実物、体験型プログラムなど、さまざまな手法を用いて展示。タイからもTCDCのリサーチに基づく洪水の現状とこれからの取り組みを紹介する。また、同展と併行してデザイナーやクリエイターを対象に、洪水に特化した防災ワークショップを実施。そこで生まれた教材やアイデアも紹介している。

 公開時間は10時30分~21時。月曜休館。入場無料。来年1月6日まで。

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