エンポリアム6階の「タイランド・クリエイティブ&デザイン・センター(TCDC)」(BTSプロンポン駅前)で現在、JR九州の列車や駅舎のデザインを手掛ける工業デザイナー水戸岡鋭治さんの活動を紹介する企画展「JR九州&水戸岡鋭治の鉄道デザイン展(Designing a Happy Journey : Reviving Kyushu through Creativity)」が開催されている。
昨年、インラック首相が日本を訪問した際にJR九州を視察。九州新幹線「つばめ」や特急「あそぼーい!」に試乗したことが開催のきっかけだという。首相は九州の特産品を列車の内装に取り入れる取り組みや、観光列車、駅ビルの開発、物産店、駅弁などにも強い関心を示し、タイの鉄道網整備の参考にしたい考えも表明している。
会場には、水戸岡さんがデザインした列車のデザイン画や模型、実物大の座席、ポスターなどの広告作品、多数のパネルを展示。併せて、JR九州のさまざまな鉄道事業、赤字路線の収益化の取り組み、歴史なども紹介。連日多くの来場者を集めている。
同センター広報担当のワルットさんは「この展示会ではJR九州の成功事例を見ることができる。タイでは今後7年以内に高速鉄道を整備する計画があり、日本のユニークなデザインやサービスも参考になる」と話す。
公開時間は10時30分~21時。月曜休館。入場無料。5月26日まで。