「ラチャダムヌン・コンテンポラリー・アート・ギャラリー(Ratchadamnoen Contemporary Art Center=RCAC)」(84 Ratchadamnoen Klang Road)で8月30日、江戸期の浮世絵師「東洲斎写楽」をテーマにした美術展「Sharaku Interpreted by Japan's Contemporary Artists(写楽再見-200年の時空を超えて)」が開幕する。同館事務局、チェンマイ大学アートセンター、国際交流基金の共催。
展示は、写楽による「復刻版・写楽大首絵」28点、写楽に触発されたグラフィック・デザイナー28人が描いた「グラフィック写楽」28点、現代美術作家11人による絵画・彫刻・陶芸・版画から成る「写楽へのオマージュ」23点の3部門で構成する。
30日17時から行われるオープニングセレモニーには、デザイン評論家でもある武蔵野美術大学教授の柏木博さんも出席。柏木さんによるキュレータートークイベントも予定する。
同基金バンコク日本文化センター担当者は「写楽を通して日本のグラフィック・デザイナーと現代の美術作家の個性的で優れた仕事の一端を堪能し、日本美術の過去と現在に思いをはせてほしい」と来館を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時。月曜休館。入館無料。9月18日まで。