日本クラフトビール(本社=東京都港区)は11月26日、和の馨(かお)るエール「馨和 KAGUA」を11月下旬からタイで販売開始すると発表した。
「馨和 KAGUA」は「和の食卓に映えるビールを世界中の人に楽しんでもらいたい」という思いを出発点に、2012年3月に発売した同社の基幹ブランド。「和の食卓に映えるかぐわしさ」をコンセプトに企画したオリジナルレシピ(調合)で、日本を象徴するハーブであるユズとサンショウを使い、パートナーであるベルギーの委託醸造所で醸造している。
ラインアップは小麦を使った淡色上面発酵の「Blanc」と、ロースト麦芽を使った濃色上面発酵の「Rouge」の2種類で、白ワインと赤ワインのように料理との相性で楽めるのが大きな特徴だという。
海外ではすでに、2012年9月から香港とシンガポールで販売を開始しており、タイは3カ国目。同国では販売パートナー契約を締結した「Beervana(ビアバナ)」がハイエンドな商品として、主に高級店やバー、ホテル向けに販売する。
バンコクは海外からの訪問者数も多く、観光だけでなくASEANの中心都市として注目度が高い。また世界的なトレンドとなっているクラフトビールの市場が急成長していることを販売開始の決め手として上げており、同社では「今後もアジア、北米、ヨーロッパをはじめとした世界各国でのさらなるビジネス拡大を目指し、より多くのお客さまに『馨和 KAGUA』の持つ上質な価値が提供できるよう努めたい」としている。