バンコク・トンブリに新水上交通-パーシーチャルン運河とBTS接続へ

パーシーチャルン運河水上交通プロジェクト

パーシーチャルン運河水上交通プロジェクト

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 バンコク市中心部からチャオプラヤー川を挟んだ対岸「トンブリ地区」で4月24日、新水上交通「パーシーチャルン運河水上交通プロジェクト」がスタートした。

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 同プロジェクトはバンコク市交通運輸政策局による交通渋滞緩和策として進められるもので、11月4日までの7カ月間、パーシーチャルン運河に無料のボートを運航し、交通への影響調査、正式開業後の適正運賃の割り出しを行うとしている。

 同水上交通の運航ルートは、バンコク・ヤイ運河に接続する水門の駅「プラトゥーナーム・パーシーチャルン桟橋」から「ペッカセーム69桟橋」までの15の桟橋を約55分で結ぶ全11.5キロ。「サパーンタクシン・ペッカセーム桟橋」には、BTSシーロム線の終点「バンワー駅」と接続する幅3.5メートル、全長245メートルのスカイウオークを建設する計画で、来年4月に完成する予定。

 当初導入するボートは定員60人の木造船10艇。安全のため全座席にライフジャケットを用意し、時速約10キロで運航する。各艇の位置情報をGPSで確認し、利用者は桟橋でボートの待ち時間を知ることができる。

 同局運輸課のソムチャイ課長は「毎日1000人以上がこの船を利用すると予想している。これまで通勤や通学に長い時間がかかっていた市民にとっては利便性が向上し、トンブリ地区の活性化にもつながれば」と期待を込める。

 運航時間は6時~9時・16時~19時30分。平日は約15分ごとに、土曜・日曜・祝日は30分ごとに運航する。

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