セントラルワールド（BTSチッドロム駅前、Rachadamri Rd., Pathumwan）前大広場で6月5日、フランスの海洋生物学者でプロの水中カメラマンでもあるローラン・バジェスタ（Laurent Ballesta）さんの海洋写真展「プラネット・オーシャン（Planet Ocean）」が始まった。

　同展は、在タイフランス大使館が主催する美術や音楽、食の文化などを紹介する「フランス・タイ文化フェスティバル（French Thai Cultural Festival）」の一環で企画されたもの。ローランさんの作品を一冊に納めた同名の写真集「Planet Ocean／voyage to the heart of marine realm」から選んだ88点を展示している。各作品にはキャプションのほか、海の環境保護の重要性を訴える説明が加えられている。

　科学者の視点でとらえた作品はどれも神秘的で、多様な海の生物や地形など自然の姿を鮮やかに写し出しており、思わず足を止めて見入る買い物客の姿が見られる。会場を提供したセントラル・パッタナーでは、期間中約50万人の動員を見込んでいる。

　会場前の百貨店「Zen」4階のステーショナリー売り場では、ハードカバーの同著「プラネット・オーシャン」（1,595バーツ）の販売が好調。用意したポスター（300バーツ）は既に売り切れ、ポストカードセット（380バーツ）も残りわずかだという。

　開催時間は、月曜～木曜＝10時～22時、金曜～日曜＝10時～23時。入場無料。8月12日まで。