バンコクで1万人以上を集め「盆踊り大会」-創作エイサーも盛況

日本人学校の児童やタイの子どもらに人気の玩具や駄菓子を売る屋台も出店。

日本人学校の児童やタイの子どもらに人気の玩具や駄菓子を売る屋台も出店。

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 雨季が明け、過ごしやすい季節を迎えたバンコクのスパチャラサイ国立競技場(BTSナショナルスタジアム駅前)で12月12日、2年に1度の日タイ文化交流イベント「ラムウォン盆踊り大会」が開催された。タイ国日本人会、タイ国スポーツ観光省、タイ政府観光庁の共催。

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 会場には、バンコク在住の日本人駐在員やその家族、地元タイ人ら1万人以上が来場。コスプレや浴衣姿のタイの若者も集まった。櫓(やぐら)の周りではなじみの「炭坑節」や「東京音頭」、タイ人も知っている「ドラえもん音頭」の踊りを楽しんだ。会場にはたこ焼きや焼きトウモロコシ、おでんなどの屋台も出店し、にぎわいをみせた。

 今回は沖縄市に本部を置き、国内をはじめ海外にも多数の支部展開する「琉球國祭り太鼓」が出演しイベントに華を添えた。3度目の来タイとなる今回は、「前回の来タイ時のパフォーマンスを見て、ぜひ今回参加したい」というバンコク在住の5人も合流し、20人編成で創作エイサーを披露した。

 同団体は、伝統的なエイサーで使用される古典曲に加え、沖縄のロックやポップス曲も使用。踊りに沖縄空手の型を採り入れ、エイサーの形としては珍しく大太鼓を多く使い、女性も打ち手として参加するなどが特徴。公演ごとにファンを増やし、総勢1,500人を超える一大太鼓集団を形成している。

 東京副支部長の吉越崇晃さんは「またバンコクに戻って来ることができた。琉球國祭り太鼓の輪は国内だけでなく海外にも広がりをみせていて、沖縄に縁がなかった人たちの参加も多いことはうれしい」と話す。「タイの方々にも多様な日本文化を見て楽しんでもらえたのでは」とも。

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