ムエタイの殿堂「ラジャダムヌンスタジアム」(Rajadamnern Road)で3月22日に開催される「スッグ・ダーウルンチューチャルン」興行で、同スタジアム・スーパーライト級2位の石井宏樹選手(藤本ジム)が同級王座決定戦に出場することが決まった。
東京都目黒区出身の石井選手は、これまでの実績や技のコンビネーションの美しさから「KOアーティスト」「スーパーテクニシャン」などと形容されている。日本ライト級王者や日本のライト級トーナメント「TOUITSU」王座まで登り詰めたほどの実力者でありながら、意外にも「キックボクシングを初めたきっかけはダイエット感覚だった」という親しみやすい31歳。
現在タイ人選手を含む7連勝中という同選手の挑戦する相手は、同スタジアム同級1位のヨードクンポン・F.A.グループ選手(F.A.グループ)で、同スタジアムと「WMC(世界ムエタイ委員会)」のスーパーライト級の王座の2タイトルを懸けて戦う。
イングラムジムの鈴木秀樹会長は「石井選手は過去2度、ラジャで王座に挑んでいるが、惜しくも判定で王座奪取に至っていない。今度こそチャンスをものにしてほしい」とエールを送る。「当日はライト級、ウエルター級の2王座決定戦、当ジムのアーリー・イングラムジム選手も出場するので見どころたっぷり」とPRも忘れない。
試合開始は18時30分。入場料は、リングサイド=2,000バーツ、2等席=1,500バーツ、3等席=800バーツ。