バンコクの隣りパトゥムターニー県のバーンクラーンスタジアムで10月23日、長野県諏訪市に本部を置く「峯心会(ほうしんかい)」所属の真(まこと)選手と高田ゆい選手の2人の女子ムエタイ選手がリングに上がり、そろって勝利を飾った。
今年オープンしたばかりの同スタジアムは、最新式の設備とこれまでにない斬新な演出で注目を集めている。プロモーターは伝説のムエタイ戦士と呼ばれ、スタジアムに隣接するムエタイスクールの代表も務めるセーンティアンノーイさん。毎週金曜に開催している興行では、タイ選手をはじめ、外国人選手や女子選手、少年選手らも出場しスタジアムを盛り上げている。
この日はチュラロンコーン大王(ラマ5世)記念日のため祝日と重なったため、特に多くの観客が詰めかけ、大勢のムエタイファンが見守る大会となった。
第1試合(2分4ラウンド・ヒジあり/126ポンド)で、サーワリン・シットクルージアップ選手(タイ)と対戦したマコト・ホーシンカイ選手は、カウンターのミドルキックを狙ってくる相手に攻めあぐねながらも、第3ラウンドからはパンチを連打、首相撲からのヒザ連打で攻め立てポイントをリードし、判定勝利。
第2試合(2分4ラウンド・ヒジあり/135ポンド)に登場したユイ・ホーシンカイ選手は、第1ラウンド開始早々ヒザ蹴り、ヒジ打ち、パンチの連打でヨードジン・コーガイヤラー選手(タイ)を圧倒。相手に反撃の機会も与えぬ怒とうの攻撃でダウンを奪い、TKOで勝利を収めた。