バンコク近郊のビーチで「国際たこ揚げフェスティバル」-開催迫る

気軽に参加できるよう会場内でたこを販売するブース。

気軽に参加できるよう会場内でたこを販売するブース。

  • 0

  •  

 王室の避暑地、ホアヒンに近いチャアムのナレースワン駐屯地内「マルガタイワン宮殿」で3月13日・14日、さまざまなたこが空を彩る「第11回タイ国際カイト・フェスティバル」が開催される。

[広告]

 庶民の娯楽として親しまれてきたタイのたこの歴史は、スコータイ王朝の時代までさかのぼるという。「チュラ・パクパオ」と呼ばれるたこ合戦はアユタヤ時代から続く競技で、「チュラ」(星形の男たこ)と「パクパオ」(ひし形の女たこ)が互いの陣地内に引き落とすと勝ちというもので、現在でも人気がある。当日も同競技が行われテレビでも放映される。

 同イベントは1989年以来、タイ政府観光庁主導で行われてきた観光促進策の一つ。これまでパタヤビーチ、バンサイ広場(いずれもチョンブリ県)、都内の王宮前広場、プラナコン・シ・アユタヤ(アユタヤ県)、ムアントンターアニー・スポーツ・コンプレックス(ノンタブリ県)など、毎年会場を変えながら開催を続けてきた。

 会場では、タイ各地のたこのショーや海外の最新カイトのデモンストレーション、夜間のたこ揚げ、デザインを競うコンテスト、たこ作りを指導するクリニックの開催などさまざまなアクティビティーを展開。民芸品や飲食の屋台も多数出店を予定する。

 協賛するサヌック・スカイ・カイト・フライヤー・クラブのトーマスさんは「外国の方も参加し、日本のたこも毎年見かける。ユニークなたこも多く楽しめるはず」と話す。

 開催時間は10時~21時。問い合わせはタイ政府観光庁イベント企画部(TEL 02-250-5500 内線3470)まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース