仏誕節の5月28日、タイの名所や遺跡をレプリカで再現したテーマパーク「ムアンボラーン(古都の意味)」(サムットプラカーン県)は、園内の寺院ワットプラーオと水上マーケット付近を仏教の伝統行事のために無料開放する。
同園は、タイを「南部」「中央部」「北部」「タワンオーク(東部)」「イサーン(東北部)」「レクリエーション」の6つに分け、それぞれの地域にある有名寺院やモニュメント、遺跡などを精巧に再現。広大で緑豊かな森の中にレイアウトしており、1カ所でタイの名所を巡り、歴史を振り返ることができる。
普段は8時~17時の営業時間だが、同日は閉園後も開放し、園内の一部をライトアップ。美しいイルミネーションで、釈迦が誕生し、悟りを開き、入滅した日とされる仏誕節のためにタンブン(寺院や僧侶に喜捨や寄進をして徳をつむこと)をしに来た来場者を迎える。
ワットプラーオでは、「僧侶へのタンブン」(17時30分~)、「僧侶による読経と説法」(18時30分)、「キャンドルの行列」(19時~)など、仏誕節の儀式を予定する。
同園マーケティング部のニンさんは「儀式は正式に行われる神聖なもの。仏誕節以外にも、各地の祭事に合わせたイベントも企画している」と話す。「夜間(24時以降)外出禁止令が出ているがイベントは早めに終わるので問題ない」とも。
無料開放時間は17時~21時。