120年前の洋館を改修したレトロなホテル、外国人観光客の人気に

タイムスリップしたかのような街並みにたたずむコロニアル調の「ザ・プトーン」

タイムスリップしたかのような街並みにたたずむコロニアル調の「ザ・プトーン」

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 バンコクの保存旧市街にある築120年になるレトロな洋館を利用したホテル「ザ・プトーン(The Bhuthorn)」(Phraeng Bhuthorn Road、TEL 085-180-7100)が、旅好きの外国人観光客の間で人気を集めている。

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 旧市街は、王宮に近くカオサン通りにも徒歩でアクセスできるサームプレン(三差路の意味)と呼ばれる地域で、プレンプトーン通り、プレンナラ通りとプレンサップパサート通りが交わる立地。19世紀にはバンコクで初めての西洋風ビジネス地区として栄えたという。

 昨年9月にオープンした同ホテルは、タイ王室財産管理局のもとで保護されている建物で、1999年には美術局に登録されている。文化遺産であるため、美術局によって決められた指針に基づいて改修された。

 オーナーはアンティーク・コレクターという建築家夫婦で、無類の旅好きでもあるという。趣味が高じて、「お客さまのニーズを満たし、最も記憶に残るのはバンコクでの歴史巡りの滞在」との2人の思いを結集させた。

 ホテル内にゲストルームは3室しかないが、それぞれ異なる趣の装飾を施す。タイの織物、チークのアンティーク家具、古い木製の床や金属製の手すりなどがコロニアル調の館内で、歴史的なムードを漂わせている。レトロな内装だが、設置されているテレビは衛星放送も視聴でき、Wi-Fiでインターネットにも接続できる。

 オーナーの妻チッラダーさんは「若い方から老夫婦まで、旅好きの西洋人の利用が多い。シンプルだが、上質の素材にこだわった料理も楽しんでほしい」と話す。「バンコクも落ち着きを取り戻したので、日本人の方にも宿泊してほしい」とも。

 宿泊費は、2人1室利用・朝食付きで1泊3,200バーツ~4,500バーツ(12月15~1月15日=4,500バーツ~6,000バーツ)。ネット予約では特別料金も用意する。

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