バンコクから北東に約700キロ、メコン川を挟んでラオスと接する国境の地に3月22日、タイで77番目となる新しい県「ブンカーン(Buengkan)」が誕生した。
新しい県が誕生したのは1993年に同じ東北地方に「Amnat Charoen」「Sa Kaeo」「Nong Bua Lam Phu」の3県が置かれて以来18年ぶり。行政サービスの一層の向上を目的に、昨年の閣議で発足が決まっていた。
ノンカーイ県東部の8つの郡が分離した同県の人口は約39万人で、広さは約4,300平方キロ。77人の僧侶の読経を含むセレモニー翌日の23日から、ブンカン県庁の業務がスタートした。
観光では、メコン川沿いの長いビーチや、毎週火曜・金曜に開かれる国境ならではの「ラオス・マーケット」、県内に多数点在する滝などが有名。主な産業は農業で、カボチャの栽培で知られる。