日本街の「天下一焼きとん焼き鳥 なぎ屋」（Soi Sukhumvit 26、TEL 02-258-2790）が9月10日、店舗を拡張しリニューアルオープンした。

　東京都内で「なぎ屋」「大衆酒場 寅圭（とらよし）」など5店を展開するオープンダイニング（本社＝渋谷区）が海外進出1号店として昨年3月にオープンした同店。連日行列ができる盛況ぶりで、今年4月にはトンローの「日本村」（Soi Thonglor 13）に2号店も開いた。金曜・土曜は深夜2時まで営業時間を延長するほど、1号店同様に人気を集めている。

　拡張したのはKビレッジ側の隣の店舗スペース1ユニット分。間口、店舗面積、調理場の面積、客席数など全てを2倍にし152席を確保。屋根裏部屋風の2階個室は32人までの団体受け入れも可能に。拡張部分もこれまで同様に裸電球に素朴なテーブルを並べた昭和30～40年代を感じさせるレトロなムードだが、1階のボックス席にはソファを設置し、よりくつろげるように配慮する。

　調理場には幅の広い焼き台を導入。各種「焼きとん・焼き鳥」（1本30～50バーツ）、「鶏鍋」「もつ鍋」（1人前300バーツ～）などこれまでの主力メニューに加えて、豪快な「ナガネギ1本焼き」（70バーツ）や「アジ」「キンメダイ」「エボダイ」（190～330バーツ）などの干物、「殻付きホタテバター焼き（2個）」（160バーツ）などの炉端焼きメニューの提供も始めた。

　食材は日本から定期的に輸入。旬の食材を使った料理にも力を入れ、「生で食べられるトウモロコシ」（120バーツ）などの「珍しいメニューも提案していきたい」（草薙圭一社長）という。「焼きそば」「焼うどん」「豚と高菜の焼き飯」など食事メニューも新たに用意する。

　草薙社長は「店が広がりスタッフ皆張り切っている。今後は家族連れやグループのお客さまにももっと利用してもらえたらうれしい。元気な声でお迎えしたい」と話す。

　営業時間は17時～24時。