日本とメコン諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)は1月1日、「ともに未来へ、日本とメコン(Together toward the future, Mekong and Japan)」をキャッチフレーズに「日メコン交流年2009(Mekong-Japan Exchange Year 2009)」を始めた。
同交流年の開催は昨年1月16日に東京で開催された日メコン外相会議で決まったもので、高村外相(当時)の演説「メコンの成長はASEANの利益、ASEANの成長は日本の利益」を基本理念にしている。日本は近年、政治、経済、文化、青少年、観光など幅広い分野で関係が急速に深まっている「希望と発展の同流域」との関係を再確認し、対アジア外交の足下を再度固めるのが狙いという。
日メコン交流事務局(外務省南部アジア東南アジア第一課)では昨年9月より、メコン諸国との交流に携わったり、新しい交流に関心を持つさまざまな機関、団体、企業、NGO、NPO、地方自治体、大学などが今年実施を予定している同地域関連のイベントやプロジェクトに対し、日メコン交流事業の申請を募集しており、現在も随時受け付けている。
同事業として認定されたイベントやプロジェクトは、同交流年ホームページ内のイベントカレンダーに掲載し、日メコン諸国に広く紹介するほか、公式ロゴやキャッチフレーズの使用を許可。政府と民間の連携し交流年を盛り上げ、同流域の「信頼」「発展」「安定」を目指す。
開催は今年12月31日まで。問い合わせは日メコン交流事務局(TEL 03-5501-8263)まで。