バンコク・チュラ大でシンポジウム-日本文化をディスカッション

基調講演に立った在タイ日本大使館広報文化部長青木参事官

基調講演に立った在タイ日本大使館広報文化部長青木参事官

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 チュラロンコーン大学で2月7日、同大学と早稲田大学の学生らによるクールジャパンに関するシンポジウム「~ユース世代による新価値創造~若者文化を基軸としたクールジャパン・セッション」が開催された。

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 日本政府が世界各地で展開する「JAPAN NEXTキャンペーン」の一環で実施された同イベント。キャンペーンでは、昨年3月に発生した東日本大震災に対する世界各国からの支援に対する謝意を表すと同時に「クールジャパン」と呼ばれる日本が誇る文化や技術の紹介を通じて、復興する日本の姿を伝えていくという。

 両大学は1995年、教員・学生の交流を目的とする大学間協定を締結。毎年研究交流や学生の相互派遣を進めてきており、この日も日本から早稲田大学国際教養学部の飯野公一教授をはじめ同大学の学生らが参加した。

 約200人収容の講義室には日本文化に関心の高い多くのチュラ大生が集まり満席に。立ったまま参加する学生も多数見られた。日本のポップカルチャーを題材としたディスカッションや「クールジャパン」をパネルと映像で紹介したほか、和スイーツ(日本の菓子)など食文化を体験するプログラムなどが行われた。

 オープニングセレモニーの基調講演に立った在タイ日本大使館広報文化部長青木参事官は「『クールジャパン』では日本のソフトパワーが注目を集め、特にポップカルチャーがメディアに取り上げられがちだが、真のソフトパワーは日本人の持つ真面目さ、誠実さにある」と語った。

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