昨年12月にオープンしたニューヨーク発・焼き鳥専門店「YAKITORI TOTTO（鳥人）」（J Avenue2階、Soi Thonglor 15、TEL 02-712-7001）がバンコクっ子の間でも人気を集めている。

　店主はタイの財閥「サハグループ」のカンタラス・タナサラシンさん。友人とニューヨークを訪ねた際に立ち寄った同店でその味に深く感動。バンコクにも出店させたいと交渉を重ね、海外初進出となる同店の開業にこぎ着けた。

　客席は約50席を設ける。炭火のグリルコーナーで「焼き鳥を焼く職人の姿を見ながら食事が楽しめるカウンター席は特に人気」（ラオーン店長）で、予約が必要だという。

　好みで塩とたれが選べる焼き鳥は「皮」（55バーツ）、「レバー」（60バーツ）、「ぼんちり」「ささみ」「つくね」（以上65バーツ）、「手羽先」（75バーツ）など。つまみ類（50～300バーツ）を含め、80種類以上のメニューを用意する。

　焼き上がりは柔らかくジューシーなのが特徴。素材は飼育11週のめんどりだけに限定するほか、沖縄産の塩を使うなどこだわりを見せる。酒を噴霧しながら炭火で焼いた焼き鳥は、「鶏独特の生臭ささもほとんどない」（同）。

　「タイのお客さまには温泉卵付きの焼き鳥丼（210バーツ）が人気。露店のものとは全く違う焼き鳥の味に、喜んでいただけている」と話す。

　営業時間は11時30分～22時。