フィンランド系飲料メーカー「ジャスト・ドリンク・イット」は7月26日、世界中でヒットしたフィンランド発のゲームソフトを商品名に、キャラクターをパッケージに採用した「Angry Birds(アングリーバード)」ブランドの果汁入り飲料の製造・販売を開始した。
本国フィンランドでは昨年、販売を開始し、売上高は初年度からコカコーラやペプシを抜き国内1位に輝いた同コラボ商品。現在は同国から海外への輸出を始めている。東南アジアでの販売はタイが初めてで、タイ系飲料メーカー「Malee」と提携し、国産の果物を原料に現地生産。初年度の販売数は1000万本を目指すとしている。
投入した商品は3種類で、キャラクターのレッドバード(レッド)が描かれたものが「フルーツパンチ味」、イエローバード(チャック)が描かれたものが「オレンジ味」、ピンクバード(ステラ)が描かれたものが「ストロベリー味」。健康への配慮から原料の砂糖を12%に抑えており「甘さは控えめ」という。
同社CEOのユーラーキさんは「タイは東南アジアでも中心的な位置にあるだけでなく、市場としても魅力がある。タイを拠点に近隣諸国へとマーケットを拡大していきたい。パッケージは子どもや10代の若者に訴求できると信じている」と自信を見せる。
内容量は180ミリリットル入りで、価格は15バーツ。国のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売中。