バンコク経済新聞の年間PV（ページビュー）ランキングは、タイ運輸省が公表した「タイ高速鉄道計画の進捗（しんちょく）状況」についての記事が1位に輝いた。

　タイ国日本人会が創立100周年を迎えたほか、短期訪日タイ人のビザが免除されるなど「時代の節目」を感じさせた2013年。「高速鉄道計画」（1位）のほかにも、タイ国鉄（SRT）が発表した「バンコク中央駅の移転計画」（5位）や「タイ・カンボジア間に国際長距離バス開通」（9位）など、交通の利便性向上を伝える記事に注目が集まった。

　ランキングは、今年1月1日から12月20日までに配信したヘッドラインニュースのPV を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. タイ高速鉄道「バンコクーチェンマイ」線計画の進捗状況を公表（5/24）
2. 「とんかつまい泉」バンコク進出1カ月－連日行列の盛況（1/7）
3. バンコク市内に「おにぎり」自販機－人気はテリヤキサーモン（2/9）
4. マクドナルドがグリルチキン入り「レッドカレーライス」－期間限定で（3/5）
5. バンコク中央駅、「フアランポーン」から「バンスー」に移転へ－4～5年後めどに（1/25）

6. 短期訪日タイ人のビザ免除へ－今夏開始に向けて最終準備（6/12）
7. タイの新ご当地プリッツ「トムヤムクン味」、土産として人気に（7/13）
8. 15日以内の訪日タイ人のビザ免除－7月1日から（6/25）
9. タイ・カンボジア間に国際長距離バス－2路線運行開始（2/28）
10. タイ航空、日本線増便へ－短期訪日タイ人のビザ免除措置を受け（7/30）

　「短期訪日タイ人のビザ免除」に関連する記事は6位と8位、10位にランクイン。日本人にとっても関心の高い話題であることを裏付ける。

　このほか「とんかつまい泉」進出（2位）、「おにぎり自販機」（3位）、マクドナルドの「レッドカレーライス」（4位）、ご当地プリッツ「トムヤムクン味」発売（7位）など、例年通りバン経読者の「飲食店・食べ物ネタ」への人気の高さを示す。

　現在、政権打倒を掲げるデモ隊の活動が続き政情が不安定なタイ。バンコク市内のイベントが中止・延期され、観光や外食産業への悪影響も不安視されているが、2014年も活力あるバンコクの姿を伝えていきたい。